当社は、中期経営計画2029「YAGI 140 MOMENTUM」に掲げるグローバル戦略の一環として、2026年10月に欧州で開催された2つの主要国際展示会「PERFORMANCE DAYS」(ドイツ・ミュンヘン)および「KINGPINS Amsterdam」(オランダ・アムステルダム)へ初めて出展いたしました。
世界のトップブランドやデザイナーが一堂に会した現地での反響や、ヤギが提示した次世代テキスタイルの手ごたえをレポートします。
10 月13 日(火)から14 日(水)に、ドイツ・ミュンヘンのMesse München(ブース:C16)会場で開催された、「PERFORMANCE DAYS」に出展いたしました。
「PERFORMANCE DAYS」は、スポーツ&アウトドア領域を中心とした機能性素材の専門展であり、近年の環境意識の高まりを受けて世界中のバイヤーから熱い視線が注がれる欧州有数のプラットフォームです。
今回の会期中も、カーボンフットプリント削減や完全循環型テキスタイルを模索するアウトドアブランドやデザイナーで連日活発な商談が行われました。
当社のブースでは、ファッション性と過酷な環境に耐えうる高機能を両立させたこだわりのラインナップを提案いたしました。
特に、環境配慮型素材ブランド「UNITO(ユナ・イト)」の丸編み・経編み・布帛素材は、サステナブルなものづくりを重視する欧州バイヤーの関心を強く惹きつけました。
また、富士山の溶岩を練り込んだ当社独自の高機能素材「LAVATECH」や、天然素材の機能性を活かしたウール丸編み生地なども高い評価を獲得。日本の高度な技術力を活かした高付加価値テキスタイルの可能性を強く印象付ける機
会となりました。
10月14 日(水)〜15 日(木)には、オランダ・アムステルの「Sugar Factory」で開催された「KINGPINS Amsterdam」に出展しました。
2004 年に創設された「KINGPINS」は、デニムのサプライチェーンに特化した国際展示会です。中でもアムステルダム展は世界最大規模を誇り、最先端のトレンドや環境配慮技術が発表されるデニム業界の重要拠点として知られています。歴史的な産業遺産を活用した会場(Sugar Factory)には、世界最高峰の生地メーカーやトップブランドのクリエイターが集結しました。
当社のブースでは、日本の産地が誇る職人技と現代的なアプローチを融合させた独創的なデニム素材を紹介しました。
西陣織の老舗機屋とインディゴデニムを融合させた「西陣デニム」やオリジナルのジャガードデニムは、その繊細かつ意匠性の高さで欧州のデザイナーたちを魅了。さらに、デニムの聖地・児島の加工技術や、在庫生地を製品染めで昇華させたサステナブルな提案、海外機屋の希少な織機で織り上げたセルビッチ生地×日本縫製・加工のコラボレーションなど、日本のクラフツマンシップが生む唯一無二の価値を世界へ発信いたしました。
パリの「プルミエール・ヴィジョン」やロンドンの「TEXPREMIUM」、アジア諸国での出展に続き、今回のスポーツ・機能性素材領域およびデニム領域への初挑戦を通じて、欧州市場における新たな手ごたえと強固なネットワークを築くことができています。
私たちは今後も、原料・生地開発から最終製品まで一気通貫で手掛ける強みを活かし、世界のファッション&スポーツマーケットへイノベーションを提供し続けてまいります。
当社は、2026 年4 月より「中期経営計画2029」をスタートさせています。当社独自の価値創造モデル「YAGI 140 MOMENTUM」において、マテリアル事業とアパレル事業は全セグメントの成長を支える基幹事業として位置づけられています。
今回の海外展示会への出展は、エンドユーザーを意識した原料・生地・製品の開発と、それをグローバルに発信していく私たちの決意を体現するものです。各国の市場特性やニーズを肌で感じた経験を糧に、当社は今後も、環境に配慮しつつ、世界中のファッションを彩る高品質なテキスタイルと製品を提供してまいります。