今回実現した、株式会社類設計室が運営する「類学舎」での訪問授業の初回は、当社の紹介にはじまり、展開している事業を通してSDGsの観点から、業界の抱える課題や環境問題を学んでいただきました。その際、世界の潮流の事例から日本国内の身近な事例まで考えることで、将来的に自身の学習進路やキャリアにおける行動変容が起きることを目的とした内容で実施をしました。
授業の後半は、SDGsボードゲームの認定 ファシリテーター資格を持つ当社の社員が 登壇、チーム毎に分かれてSDGs ボード ゲームを開催しました。 この類学舎との取り組みのゴールは、今後 複数回の授業を経て、生徒の皆さんによる 企画を実際に形にする事です。当社と関係 するパートナー企業が共に生徒と伴走して 取り組んでまいります。

初回の授業から約1ヶ月後に開催された2回目の授業は、当社と一緒に繊維回収から再生の取り組みをさせていただいている「Withal」というプロジェクトについて、運営するアミアズ株式会社による実物を交えた説明と質疑応答がメインの内容でした。
授業の中では、日本国内で衣類の回収が進まず、着た後の衣服が大量にゴミとして廃棄されている現実や、その量の多さを知って驚くと共に、回収された洋服が様々な物に生まれ変わる事が出来る可能性を学びました。
参加した生徒の皆さんは自分達が回収した洋服を何に再生したら最も意味を持たせられるのか、考えを巡らせていました。説明を聞きながら、アミアズ社に用意していただいた原料や製品など、衣服からリサイクルして出来た実物を実際に見て触れて考え、その課題に対する解決方法と手段、学習のゴールを自ら設定しました。さらに「自分たちなら何を作るのか」、「自分たちで取り組めることは何か」などを各個人が考え、ホームワークという形で整理をして、次回に進む予定となっています。
授業の後のアンケートでは、「自分達の意識が低いから現在の様な状況になってしまった」「SDGsを絶対に達成しないとならない」といった、環境問題をとても真剣に受け止めている意見が多く、生徒の皆さんの世代が社会・環境問題に危機感を感じている現状を表す結果となりました。

