2025年10月2日(木)から4日(土)までの3日間、東京で開催された「第10回 オーガニックライフスタイルEXPO EAST in 東京2025」および「第3回 サステナブル★セレクションEXPO in東京2025」。ヤギグループは、グループ企業3社で合同出展し、サステナブルな未来に向けた多様な取り組みを紹介しました。
東京都立産業貿易センター浜松町館の2Fから5Fまでのフロアを使い、265社299小間という規模で行われたこの展示会には、3日間で合計19,819名が来場しました。省庁、都道府県の関係者や企業だけでなく、環境やエシカル消費に関心を持つ一般の来場者も多数訪れたこの展示会で、ヤギグループのブースは終始賑わいを見せました
株式会社ヤギからはエシカル・サステナビリティ推進プロジェクト「YAGIthical(ヤギシカル)」 から、社会貢献と品質を両立した製品が出展されました。
「続けよう、未来のために。」をコンセプトにしたYAGIthicalは「森のくらしを守るサステナブルコーヒー(YAGIthical Coffee)」を販売しました。ミャンマー産のオーガニック栽培の豆をオリジナルローストしているこのコーヒーは、従来からご愛飲いただいているファンも多く、お得なまとめ買いのパックセットを購入しようと、今年も展示会場に多くの方に来場いただきました。
YAGIthicalコーヒーは10個買うと、豆の生産地であるミャンマーの農家にコーヒーの苗木が1本寄付される仕組みになっています。今年は会場での試飲は実施しなかったものの、年々購入者も増えており、確かな需要を確認できた出展となりました。
もう一つの注目製品は「musubu-Tshirt」です。このTシャツは、国産の確かな縫製技術と、生産農家までトレーサビリティができるオーガニックコットン素材が揃って製造されている点に関心を集めました。さらに、この商品の収益の一部は、フィリピンの貧困地区の子供達が無償で通う職業訓練校へ寄付される社会貢献性の高い商品であるという点も、高い関心を集めた理由の一つでした。特に子供Tシャツにプリントされた、フィリピンの子供たちがデザインした絵柄は、訪れた多くの来場者に「手書き風のデザインがとてもかわいい」と好評でした。
肌に優しい「驚き」と「ご褒美」のライフスタイル製品
ブースでは、その他にもグループ企業が手掛けるライフスタイル製品が、来場者の関心を多く集めました。
日本のタオル発祥の地・大阪泉州で1913年に創業したオーガニックコットンタオル製造国内トップのツバメタオル株式会社が作るタオルは、素材と製法にこだわり、人と環境に配慮したモノづくりを徹底しています。
特に、生地を織る前の工程でじゃがいもの成分を使ったでんぷん糊を使用し、天然酵素で分解させて糊を落とす「有機精練」という独自の製法を採用しています。その有機的な製法で作られたタオルの肌ざわりに驚く来場者が多く、種類の違うタオルを複数枚購入する方もいらっしゃいました。

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- 今回の展示で一番人気だった
「ふわっふるケット(145cm×190cm)」

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- カラーバリエーションも多く、リピーター最多
バスタオルとしても使える「AIRISH」

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- 和泉山脈の澄んだ水と柔らかい撚りの糸で仕立てた
丈夫でふわふわなタオル「Yawayori」
また、「ふわっふるケット」は、145cm×190cmの大判サイズとオーガニックコットンの品質、肌触りの良さから、「ソファーカバーなどの代わりに利用したい」といった声や、「小さな子供がいるので、汚れてもタオルのようにすぐ洗えるのが使いやすそうだ」という具体的な声も聞かれました。
化粧・美容業界において化粧用具のOEMメーカーとして長きにわたり業界を支え、ベルベットパフ製造のトップランナーの日本パフ(株)は新しい取り組みを始めています。
日々の癒しの時間を美容で演出するアイテムを取りそろえる新ブランド「laccche(ラッシェ)」を立ち上げ、今回の出展でも紹介しました。
ヴィーガン認証も取得しているボタニカル素材でできたフェイスマスクシートは、「深い森を連想させるような優しい香り」を実際に嗅いで購入を決める方が多く、「自分へのご褒美マスク」として購入されるケースが目立ちました。ギフトボックスは家族へのお土産にされる方も多く、また自分用に「アイケアマスクシートの延長上ですね」と購入する男性の姿も見られました。
シリーズの中では他にも泡立てネットが、内側に石鹸収納ポケットをつけていたり、少し大判サイズの8層構造で泡立てやすくしているなどの点で「クオリティが高い」という評価をいただきました。
「今夜、これで石鹸をモコモコに泡立てて洗顔するのが楽しみです」という声も頂くなど、フェイスマスクシートに続いて購入を決める来場者が多くいらっしゃいました。

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- 発売から大人気のlacccheのフェイスマスクシリーズ
「寝るまでの間のゆっくりした時間」を演出する優しい香り

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- 内部の石鹸入れポーチを含めて8重層になる泡立てネット
ギフトにも使えるとパッケージを含め高評価のアイテムです
また、株式会社ヤギとパートナーシップで商品を開発している、株式会社ハズトリーが展開するサステナブルな未来のためのライフスタイルブランド「KAANE」 の吸水ショーツも高い関心を呼びました。

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- 肌に優しいオーガニックコットン100%の夜用吸水ショーツ
温かく清潔な夜の眠りをサポート
肌にあたる部分がすべてオーガニックコットンというこだわりの作りは、実際に手に取ってその肌ざわりに驚く方が多く見られました。
今年は、母親と娘さんの二人で訪れ、それぞれが購入、または母親から娘へのギフトとして選ばれる方も多く、KAANEの代表である伊澤氏が目指す、「娘や姪の世代に、自身の身体との対話のきっかけを作り、それを次の世代につなぐ」というコンセプトの実現の場がありました。
ブースでは、初日に見て、残りの期間で再訪して購入する来場者も多くいたほか、従来からのインターネットでの購入利用者も展示会に足を運んでおり、オンラインとオフラインの確かな連携も確認されました。
最終日の土曜日が雨天だったこともあり、例年よりは来場者総数が少なかったにもかかわらず、ブースには絶えず来場者が訪れ、他のブース出展者の方々も訪れてくださるなど、素材への関心、そして社会貢献性といったエシカルな視点から、多くの商品が注目を集める出展となりました。
この合同出展は、株式会社ヤギ(YAGIthical)、ツバメタオル株式会社、日本パフ株式会社、そしてパートナーである株式会社ハズトリー(KAANEブランド)の「3社+1パートナー」がそれぞれの専門性を持ち寄り、「サステナブルな未来」という共通のテーマのもと、確かな手応えを得る機会となりました。
肌触りや品質への「驚き」、社会貢献への「共感」、そして日々の暮らしを豊かにする「ご褒美」の提案は、来場者の皆様の心に強く響いたと言えます。私たちは、今回の出展での経験を糧に、これからも「続けよう、未来のために」というスローガンのもと、異なる分野の力を結集し、持続可能な社会の実現に向けた歩みをさらに力強く続け、次の世代へと繋がる美しい未来を、皆様と共に築いていくことをお約束します。
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