SPARKS 2020

当社グループは2017年度を初年度とする中期経営計画
”SPARKS 2020”(2018年3月期~2020年3月期)を進めています。

中期経営計画

Ⅰ.前中期経営計画「Value Innovation 123」(2015年3月期~2017年3月期)の総括

 当社グループは、前計画において、「中核事業の高収益化」「海外事業の拡大・新規事業の強化」「経営管理体制の高度化」の3点を重点施策と位置づけ、「New Power, New Speed」をスローガンに、繊維商社のリーディングカンパニーとしての市場優位性を確立し、市場獲得競争に勝ち抜ける事業戦略を構築することによる、企業価値の最大化を目指してまいりました。

 当社グループの属する繊維・ファッション業界は、激変する国内外の経済動向を反映した先行き不透明感に加えて、従来の価値観が通用しない市場トレンドの構造的な変動にも直面し、当社グループも極めて厳しい経営の舵取りを迫られました。その結果、前計画策定時に掲げた目標数値を達成することができませんでした。

 一方で、アジアや欧州を中心とする海外拠点網の強化や差別化商材の開発・販売体制の構築など、将来の収益の柱となる事業開拓における成果もありました。全社グループで横断的なコラボレーションシナジー創出に向けた事業間連携による商材開発や、当社発のアパレルブランド創設をはじめとするブランドプロデュース活動の開始など、既存事業から一歩踏み出したビジネスの道筋を付けることができたと考えております。

Ⅱ.「SPARKS 2020」策定の考え方

 繊維・ファッション業界を含む国内外の経済は、今後も混迷が続くと予想されます。当社グループが厳しい経営環境下でも収益力を維持し、持続的な成長を実現するためには、長年培った資金力や信用力を基盤としながら、圧倒的な市場シェア(占有率)を持つ商権の獲得による差別化事業の確立が急務であると考えます。
 そこで、前計画の課題を踏まえて、来るべき2020年における「ありたい姿」を明確化し、その実現に必要な経営戦略を可視化する観点から、新中計を策定しました。

Ⅲ.「SPARKS 2020」の重点方針(2020年にありたい姿)

 前計画の課題の解決には、当社グループが業界内で発揮できる要素(素材・企画力・生産力・品質管理など)の充実や、市場動向に対応した営業力・提案力の強化が必要と考えています。グループ全体の将来像を描き従業員や組織のモチベーションを高める制度設計の必要性も浮き彫りになりました。

 そこで、「SPARKS 2020」では、「総合力発揮の強化」「新領域への挑戦」「構造改革の実行」の3点を重点方針とし、「新しい商社像」を示せるリーディングカンパニーとなるべく挑戦する意思を明確化しました。

SPARKS2020

 なお、新計画のコンセプトである「SPARKS」は、圧倒的な強みを持って困難な市場環境を切り開いていく企業であり続けるためにワクワク感を持って働くさまを「火花(SPARKS)」に例えることにより、新領域への挑戦と新しい価値の創造に挑む決意を表現しています。船を模したエレメントは、「グループ一丸となってまい進する」、まさに「人と人を繋いで夢を追う」ことで新領域を切り開いていく姿を表しています。

チャート

Ⅳ.各重点方針の概要

【総合力発揮の強化】

  • ・個別事業の強化(利益体質の強化、製品戦略を見据えた既存事業の最適化、優良取引先との取り組み強化)
  • ・グループシナジーの強化(成長に向けてヤギグループの強みを活かせる事業領域の拡充)

【新領域への挑戦】

  • ・海外販売体制の構築(将来の布石としての海外成長市場に向けた積極展開)
  • ・ライフスタイル提案(一定の市場シェアを確保できる体制の構築)
  • ・ブランドビジネス(ブランドプロデュースの強化)
  • ・EC/メディア戦略(的確な情報発信による購買層ターゲットへの確実な訴求)
  • ・M&Aによる事業拡大(既存事業の拡大/新領域・他分野への進出)

【構造改革の実行】

  • ・人事企画機能の強化(働き方改革、多様性のある人材確保と次世代をリードする人材育成)
  • ・経営管理機能の強化(リスクマネジメント、グループシナジー支援、業務プロセス・物流機能改革)

Ⅴ.「SPARKS 2020」の連結業績目標

「SPARKS2020」の連結業績目標