平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 

私たちヤギグループはこのたび、厳しい経営環境下でも収益力を維持し、持続的な成長を実現するための経営指針として、2020年3月期を最終年度とする3カ年の当社グループ中期経営計画「SPARKS 2020」(スパークス2020)を策定しました。「総合力発揮の強化」「新領域への挑戦」「構造改革の実行」の3点を重点方針とし、「新しい商社像」を示せるリーディングカンパニーとなるべく挑戦し続ける意思を明確化しました。

 

ヤギグループは、2017年3月期で終了した前中期経営計画「Value Innovation 123」において、「中核事業の高収益化」「海外事業の拡大・新規事業の強化」「経営管理体制の高度化」の3点を重点施策と位置づけ、「New Power, New Speed」をスローガンに、繊維商社のリーディングカンパニーとしての市場優位性確立と、市場獲得競争に勝ち抜ける事業戦略の構築による企業価値の最大化を目指してまいりました。しかしながら、激変する国内外の経済動向に加えて、市場トレンドの構造的な変動にも直面し、極めて厳しい経営の舵取りを迫られた結果、前計画策定時に掲げた目標数値を達成することができませんでした。

 

ヤギグループは、長年培った信用力を基盤としながら、圧倒的な市場シェア(占有率)を持つ商権の獲得による差別化事業の確立が急務であると考えています。新計画のコンセプトである「SPARKS」は、圧倒的な強みを持って困難な市場環境を切り開いていく企業であり続けるためにワクワク感を持って働くさまを「火花(SPARKS)」に例えることにより、新領域への挑戦と新しい価値の創造に挑む決意を表現しています。まさに、私たちの考える将来像そのものであり、ヤギはグループ間の相乗(シナジー)効果を最大化することにより、株主や投資家の皆様をはじめとする全てのステークホルダーに価値を創出できる企業体でありたいと考えています。

 

今後におきましても、当社が1893年の創業以来築き上げてきた、信用と実績をさらに高めていくために、経営の効率性向上を目指し、いかなる環境下でも適正な利潤を上げられるビジネスモデルを構築してまいります。

 

株主の皆様におかれましては、なにとぞ一層のご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

2017年5月