2018年3月期の分野別の営業概況は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

原料分野の概況

原料分野は、天然繊維原料につきましては、衣料品需要の低迷による国内産地でのテキスタイル減産の流れが止まらず、誠に厳しい状況となりました。合成繊維原料は、独自の素材開発に注力した加工糸販売がおおむね堅調であったほか、作業用手袋や車両内装材向け原料など高付加価値商材の需要も底堅く推移しました。

このような状況の下、当社グループは、テキスタイル分野との連携による相乗効果の創出を推進し、優良取引先との取り組み深耕や、生産集約による加工効率向上により、経費を圧縮し収益基盤の強化に努めました。

この結果、原料分野の売上高は18,278百万円(前期比0.1%増)となりました。

テキスタイル分野の概況

テキスタイル分野は、中国が染色工場に対し環境保護のために操業規制を行ったため、一部で国内回帰も見られましたが、主力のニット生地や綿織物の販売は、衣料品需要低迷のあおりで苦戦しました。一方で特殊な機械や素材を使い付加価値の高い加工を施した差別化商材が収益を牽引しました。

このような状況の下、当社グループは、販売戦略の要である「テキスタイル・プロジェクト」において、素材企画力を活かした売れ筋商材開発やグループ会社との合同展示会開催による販売強化に努めました。また営業組織の変更に伴う原料分野との協業強化を意識しながら、戦略商材の開発に注力いたしました。

この結果、テキスタイル分野の売上高は14,345百万円(前期比1.4%増)となりました。

繊維二次製品分野の概況

繊維二次製品分野は、秋以降の気温低下により冬物商戦で盛り上がり、一部の百貨店ではインバウンド需要の回復もあり復調傾向となり活気づきました。一方で大手量販店は衣料品販売に復調の兆しが見られず、また専門店や専門量販店では顧客の消費マインドがECサイトやリサイクル市場へと移りつつあるため店頭での販売は落ち込み、厳しい状況となりました。

このような状況の下、当社グループは、企画段階から請け負い、製造・供給するODM生産を推進する一方、原料・テキスタイル分野との協業やブランドビジネスの発想を取り入れた新規オリジナル商材の開発を加速し、市場での競争力強化に努めました。

この結果、繊維二次製品分野の売上高は77,541百万円(前期比2.4%増)となりました。